太陽光発電の導入による自家消費スタイルの実現というと、多くの方は太陽光発電パネルや蓄電池などを導入することを想像すると思います。

確かに間違いはないのですが、自家消費とはただ単に太陽光パネルや蓄電池などといった設備を導入するということだけではありません。

自家消費の効率を高めるには、設備を使用すること以外にも意識するポイントがあります。

そのポイントとは、蓄エネ、省エネ、創エネの3つです。

言葉そのものは知っているけれど、それぞれの内容がどういったことなのかまでは詳しく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか？

自家消費への流れが強まっている今、知っておいて損はない知識なので、一つひとつご説明していきたいと思います。

（自家消費の効率を高める3つのポイント）

• 蓄エネ

蓄エネ設備として真っ先に思い浮かべるのは蓄電池だと思います。

他には、電気自動車（EV）も蓄エネ設備に分類できます。

蓄電池を導入しておけば、太陽光発電が発電できない時間帯である夜間でも日中に発電しておいた電力で生活でき、光熱費の削減に利用できます。

また、電気自動車を導入しておけばガソリン代の削減まで可能となります。

• 省エネ

自家消費設備を整えているとはいえ、電力の無駄遣いが多いままでは買電量を抑える効果が思ったよりも発揮されず、自家消費のメリットを最大限にいかすことができない可能性があります。

生活に必要な電力を自家消費で効率よくまかなうためには、できるだけ少ない電力で過ごす工夫も大切です。

とはいえ、無理に節約をしなければいけないわけではありません。

住居の気密性や断熱性を確保して冷暖房効率を良くしたり、HEMS（ホームエネルギーマネジメントシステム）という電力の使用状況を一括管理できるシステムを導入するなどをすれば、快適に省エネを実現できると考えられます。

• 創エネ

太陽発電の発電量や蓄電池の容量が少なすぎると、日々の生活で必要な分の電力を十分まかなうことができず、電力会社からの買電を抑えること難しくなります。

また、容量が大きすぎても初期費用がかかりすぎたり、太陽光発電の発電量と蓄電池の容量が合っていないと蓄電池の容量オーバーで無駄が出るなどしてしまいます。

以上のようなことを防ぐために、電気料金明細書などであらかじめ普段使用している電力量を把握しておき、消費分と蓄電分と合わせてちょうどいい容量の太陽光発電を導入することが、エネルギー効率のいいライフスタイルに繋がります。

これらの3つのポイントを押さえると、より効率の良い自家消費を実現することができる

といえます。

全てのポイントを押さえるには、業界でいちはやく自家消費率100%を目指して実績を積 んできた専門家と一緒に考えると安心だと思います。